それでも僕は生きていく 4彼はおそらく人づてに僕が登校拒否になったことを知り心配して訪ねてきてくれたのだろう。それ以外に彼が突然訪ねてきた理由は考えられなかった。だが彼はそのことについては一言も触れず、ただ二人でテレビゲームをしたり小学校時代の思い出話などを語りあった。そして彼は最後に「またくるからな」とだけ言い帰っていった。。その晩僕は夢を見た。それは小学生の頃の夢だった。まだ学校に行くのが心から楽しいと思えた頃。。世界が本当に輝いて見えていた時代。。だがもうあの頃には二度と戻れない。絶対に。目覚めた後僕はなぜか涙が止まらなかった。。続く |